77人が犠牲となった広島市の土砂災害から3年。その後も全国各地で集中豪雨による甚大な被害が繰り返されている。広島で起こり得る大雨災害のリスクをあらためて考える。
この夏は、中国地方でも広島県北部で記録的な大雨となったほか、島根県には中国地方初となる大雨特別警報が発表された。さらに九州北部を襲った“未曽有の豪雨”では40人を超える死者・行方不明者を出した。
土石流の直撃、流木を伴う濁流が押し寄せた中小河川の洪水被害、ため池の決壊・・・。九州北部豪雨では広範囲にさまざまな形の大雨災害が襲ったが、こうした現象は、広島でも起こり得る可能性が指摘されるものばかりである。そして今回の大雨の原因となった「線状降水帯」は、3年前の広島での土砂災害をはじめ全国各地で大雨災害を引き起こしている。
番組では、青山アナ・泉水アナが、九州北部豪雨の被災地を土砂災害の専門家とともに訪れ、広島との共通点を探るほか、線状降水帯の事前予測の可能性などを取材。また、太田川など県内を流れる大河川が氾濫するとなにが起こるのか検証しながら、今後、広島で起こり得る大雨災害のリスクについてあらためて考える。