ひとくふう発見伝 元就。東広島外伝

くふうに満ちてる 東広島

回 2012年715日(日)午後1時54分放送

東広島市の一番南側、瀬戸内海に面している安芸津町。
安芸津と言えば、全国的にも美味しいと評判のじゃがいも「マル赤馬鈴薯」が有名。実は、美味しいものはそれだけではないんです。
広島が日本一の生産量を誇るカキ、そして、タコもまた、高い評価を得ているんです。

山のモノから海のモノまで美味しい安芸津。
それは安芸津独特の風土が関係していました。
全国的に注目の科学界のインディージョーンズ・広島大学の長沼毅准教授とともに科学的にその秘密を解明!
安芸津が誇るタコ漁を町娘・和佐由紀子が体験!その美味しさを船の上で堪能。
そして、マル赤馬鈴薯の収穫を町娘・泉水はる佳がお手伝い!達人直伝のマル赤馬鈴薯料理も紹介!
美味しい安芸津町の「くふう」に迫ります。

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放送内容

★安芸津町

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東広島市安芸津町は標高4〜500メートルの山々が三方を囲んだ港町。
その昔、広島藩は安芸津の三津をはじめとする4カ所に近郊の年貢米を集積し広島城下への回送や大阪への移送を行っていたと言われます。
その為、払い下げられた米による酒造りが始まったと言われています。
明治31年には三浦仙三郎が軟水による改良醸造に成功し、広島醸造法は全国へと広まっていきました。安芸津は杜氏のふるさとです。

そんな安芸津の重要なキーワードは"赤い土"。

安芸津の"赤い土"は、おいしい山の幸、海の幸を育んでいました。
科学界のインディージョーンズと呼ばれる広島大学の長沼毅先生とともに"赤い土"の秘密を探りました。

日本一おいしいと言われるじゃがいも「まる赤馬鈴薯」

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安芸津町木谷赤崎地区で明治末頃から始まったじゃがいもづくり。
「肌はきめ細かく、形状は良く整い、食味は極めて美味である」と高い評価を得て、京阪神方面に多量に出荷され、全国に知られるブランド品となりました。

おいしいと評判の"まる赤馬鈴薯"を求めて、町娘・泉水がじゃがいも農家の大成秀和さんの畑を訪ねました。

まる赤馬鈴薯の特徴は、きめ細かく、ずっしりと重く"でんぷん質"が多い。
だから、まる赤馬鈴薯は、ホクホクしておいしいのだとか。
でんぷん質が多くなる秘密は、"赤い土"にありました!

広島大学・長沼毅 准教授によると「この赤い色が特徴。この赤い色は鉄分。鉄分は私たち人間にとっても必要な物ですが、植物にとっても必要なサプリメント。鉄分は植物が光合成するときに必要な酵素をつくるのに使われる。」
光合成によりでんぷん質は作られるのだそうです。

では、安芸津の赤い土にはどのくらいの鉄分量が含まれているのか、
専門機関で分析していただきました。
 ●安芸津町内の赤土 3.33%
 ●安芸津町内の赤土でない土壌 2.49%
 ●一般的な畑  約1%

結果から、安芸津町内は全体的に鉄分が多く、特に赤土に多いことがわかりました。
まさに赤い土が生み出した奇跡のじゃがいもだったのです。

さらに、じゃがいも農家の大成さんと中元さんにまる赤馬鈴薯の美味しい食べ方を教えて頂きました。
中元さんオススメは「蒸しジャガ」。じゃがいもに十字の切れ目を入れて蒸すというシンプルな料理。
大成さんオススメは「じゃがいもピザ」。細く千切りにしたじゃがいもをピザ生地にみたて、チーズとベーコン、ケチャップをトッピングしたもの。そして、今回初めて作ったという「石焼きじゃがいも」。鍋に石を敷き詰めて熱し、その上にアルミホイルで包んだじゃがいもを置き、蒸し焼きにしたもの。

料理を終えて大成さんの感想は「どんな味付けをしようと、まる赤馬鈴薯はじゃがいも本来の味があるからおいしい」。
まさにその通り!おいしいじゃがいもはどんな料理をしてもおいしいのです。

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【まる赤馬鈴薯が買えるお店】
JA芸南農産物直売所『ふれあい市』
住  所:広島県東広島市安芸津町風早647番地
電  話:0846-46-1166
営業時間:8:00~15:00
休  日:1月1日~1月4日、8月15日
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かつて生産量日本一を誇った「たこ壷」

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安芸津の港で目にするのが「たこ壷」。かつてこの町は全国でも有数の「たこ壷」生産地でした。大正時代からたこ壷作りが始まったと言われていて、最盛期には全国一の生産量を誇り、年間約30万個ものたこ壷が作られていました。
そのピークは昭和30年代。1回で約6000個焼ける窯を月に4回転。そのほとんどが手作業。昼夜を問わず、寝る間も惜しんで職人たちはたこ壷作りに精を出していました。しかし、プラスチック製たこ壷の登場により、その数は次第に減って行きました。

今も、たこ壷を焼いていた登り窯が残る福原製陶に町娘・和佐が訪ねました。
今は使われていない登り窯はどこか物悲しげ。
中には当時作られたたこ壷が残っていました。
安芸津でたこ壷づくりが始まったのは、陶器に使われる良質な粘土質の「赤土」が豊富に取れたからなんです。これこそが安芸津の文化を作ってきたのです。

広島県内最古「安芸津のたこ壺漁」

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たこ壷の生産が全国一だった安芸津町。当然の事ながら「たこ壷漁」も古くから行われて来ました。実は安芸津の「たこ壷漁」は広島県内で最も古いと言われています。タコの習性のみを利用したこのたこ壷漁は原始的な漁法。漁師の経験と長年の勘がものをいいます。最盛期は多くのたこ壷漁師がいましたが、今では安芸津のたこ壷漁師は5軒のみとなってしまったそうです。

たこ壷漁師の山田明光さんのたこ壷漁に町娘・和佐が同行しました!
たこ壷漁は、140個のたこ壷を取り付けた1800メートルのロープを仕掛けて、数日おいてからあげて行くというもの。
仕掛けたロープの目印は何もない。仕掛けた場所の位置を島影の景色で覚えているのだとか。何も目印のない海から、見事にロープを引きあげて行く。
すべてを手であげていくという。お世辞にも効率が良い漁とは言えない。
しかし、こうしてたこ壷で獲ることで、タコには傷つかなくなるのだとか。

安芸津の海で獲れるタコは身が引き締まっておいしいと言われています。それは安芸津独特の地形に関係していました。

広島大学・長沼毅 准教授によると「海の幸、魚介類がたくさん獲れるためには、それらのエサ・植物プランクトンが必要。植物プランクトンは実は鉄分があるとよく育つんですね。安芸津の海は鉄分に恵まれた土地に囲まれている。」

あのジャガイモを豊かに育てる赤土畑の眼下に広がる安芸津の海。この地形こそが安芸津の海を豊かにさせる最大の特徴。これこそが安芸津独特の地形が生んだ奇跡なのです。

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【安芸津のたこが買えるお店】
山中鮮魚店
住  所:広島県東広島市安芸津町三津4106
電  話:0846-45-0108
最寄り駅:安芸津港[出口]から徒歩約2分
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【安芸津のたこが食べられるお店】
富楽寿司
住  所:広島県東広島市安芸津町三津4212-14
電  話:0846-45-0511
最寄り駅:安芸津駅から98m
営業時間:11:30~14:00、17:00~22:00
休  日:不定休
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【安芸津のたこが食べられるお店】
海の味処 藤田屋
住  所:広島県東広島市安芸津町三津4473-6
電  話:0846-45-2705
最寄り駅:JR呉線 安芸津駅より徒歩10分
営業時間:11:00~14:00 (13:30L.o)、17:00~22:00 (21:00L.o)、ランチ営業、日曜営業
休  日:不定休
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【安芸津のたこが食べられるお店】
おか半 総本店
住  所:広島県安芸郡熊野町1671-4
電  話:0066-9675-47369【予約専用・フリーダイヤル】
      :082-855-6600【問い合わせ専用】
最寄り駅:矢野駅から4,447m
営業時間:
◆ランチ 月~土 11:30~14:30(L.O.) ランチ 日・祝 11:30~15:00(L.O.)
◆ディナー 月~土 17:00~22:30(L.O.22:00) ディナー 日・祝 17:00~22:00(L.O.21:30)
◆日曜営業
休  日:第3水曜日
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